| クラ地峡(タイ中央にある少しくびれた部分)の地図でいう下の部分、クラ地峡(タイ中央にある少しくびれた部分)の地図でいう下の部分、タイ/マレー半島の中心に連なる山脈があります。そこには、カオソック国立公園があり、世界でも最も古くからあると言われる熱帯多雨林地帯が広がります。クロング.ナカとクロング.センはもとより、カオソックは野生の動植物と鳥獣保護区に指定され、更に2つの国立公園であるパンガ、クロングパノンも加えられました。これらの保護区は約4000キロ平方メートルにも及び、カオソックは、そのエリアの739キロ平方メートルを占めています。
カオソックはタイの中でも特に、湿度が高く、年間平均降水量が3500mmにもなり、通常、年間の中でも5月から11月の間に集中して雨が降ります。12月から4月にかけては多くの熱帯雨林からなる山々にとっては喜ばしい雨の降る日以外は、乾燥していると言えるでしょう。カオソックは100以上のカルスト地形(可溶性岩石層)であり、石灰岩で出来た山々から成り立っています。そして、それらの山々の中でも最も大きな山は、高さ400メートル、幅960メートルにも及びます。
I最初、カオソックを含む南タイランドは海面下に存在し、今日のミシシッピーの様な河口が三角州状になっていました。
この三角州に囲まれた浅瀬は、巨大なさんご礁からなり、2億8千年前、それらのさんご礁は、今日のボルネオと南中国まで伸び、最も大きなさんご礁はグレートバリアリーフよりも大きい事で知られています。三角州状の河口からの侵食と海を取り巻く堆積物は極度の圧縮力の元、今日、カオソックで目にする石灰岩の山々を形成しました。これらは全て、およそ2億8千年も昔に起こった出来事なのです。
約1億6千年前、ユーラシア大陸とインドのプレート(殻板)が衝突し、ヒマラヤ山脈を形成した丁度その頃、海が後退し始め、カオソックの熱帯雨林がその三角州周辺に現れました。巨大でありながら、ゆっくりと行われた衝突は、カオソックの下底部にある岩々が、お互いに粉砕し合うという圧力を生じました。タイランドは回転し、南東へ押し出され、山々が持ち上がるという結果となったのです。後の侵食は、今日目にするカオソックの多くの山々を、形創ったのです。
カオソックの独特な出現についてもう一つ付け加える要因としては、カオソックが最後の氷河期と言える事でしょう。これらの周辺地域は、亜熱帯地方の大草原の<サバンナ>に変化した南アメリカの多雨林の各エリアの様に、決して凍る事がなく、氷河期の間、海の水面が下がる事で、川での生活を可能にし、更なる侵食を生む事となったのです。氷河期の終わり、再び水面が下がり、侵食の衝突が減少し、今もなお、存続し続けるシステムを持つ川がゆっくりと流れ、美しく形成されたのです。

その周辺エリアの植物相と動物相の多様性は図り知れず、未だ十分に研究し尽くされていないと言えるでしょう。直径1メートルにも及ぶ、世界で最も大きい花”ラフレシア”をはじめとする200種類にもおよぶ植物相が、1ヘクタールごと広がります。その中には、東南アジアで最も大きい竹や、シダ類の中でも非常に貴重な”ホワイトバックファンパーム’が存在し、その他、ラン、シダ類など多くの種類が、咲きみだれております。
昆虫の種類も非常に多く、動物においては、野生の象、トラ、熊、猿、手長サル、ヤマアラシ、センザンコウ、鹿、珍しい種類の”マウンテンカモシカ”も、カオソックの公園に住んでいます。数種の鳥類も公園内に生息し、サイチョウ科、爬虫類も豊富に生息しております。
しかしながら、これらの動物たちは当然、非常に恥ずかしがりやであり、通常、多雨林の奥深くに生息し、目にする事は、そう、容易ではでありません。
私たちの提案するカオソックを訪れる主な目的としては、世界クラスの自然と、カオソックのすばらしい景色を、より多くの人々に堪能して頂きたいという思いと、私達 ” エレファントヒルズ ” は、カオソックを訪れる全ての人々が、ここの美しい自然に圧倒され、朝には手長サルの鳴き声とともに目覚めるという、今後忘れる事のない、すばらしい経験をするであろうと確信しています。 |